海外FX業者の安全性・社会的信用はどうなっているのか?その実態や取組み状況について解説

海外FXを始めようかと検討中の方でも、海外FX業者って安全なの?怪しくないの?と思ってしまうかもしれません。

大切なお金をインターネットを使って海外にある金融業者に預け、さらには出金のことまで考えた時、いやおうなしに海外FXの安全性が頭をよぎってくることとなるでしょう。

自分の周りに海外FXはもちろん国内FXや投資そのものを行ってる友人・知人がほとんどいないという方も多いと思われ、そうなりますとなおさら明快な答えが見いだせない状況となってきます。

そこで本ページでは、海外FX業者における安全な営業実態を中心に、公正・中立な注文処理の仕方や投資家の預金保護の状況、第三者との関わりやユーザー対応などについて解説していきます。

安全かどうかが気になる海外FX業者

海外FXに対する評判

ネット上では海外FXに対し賛否両論といった感じで様々な記事やコメントなどが見受けられます。

うわさレベルでの話としましては出金拒否や突然の口座凍結、その他いかがわしい情報があるのも事実です。

安全性に対する否定的な意見があるのは海外FXだけでなくこの世の多くの営みに存在しますが、海外FXは投資や金銭のやり取りを行う性質から、その反対意見には殊更パワーがみなぎっている所もあります。

初心者心理

筆者はこれまでに海外FXにおいて口座開設や入金、エントリー、決済、問い合わせ、出金までを一通りこなしてきました。

その中で国内FXよりも不安な部分や、ややこしいなぁと感じる部分は当然存在します。

不安感の中では例えば初めての出金処理において、自分の口座へ着金するまでの数日間は半信半疑の心理状態を経験しましたし、ややこしいと思えた部分については、こちらが当初はまだ慣れてない作業であったがために発生した感情です。

いずれにしましても、海外FXとの関わりが少ない段階においては、そういった不安や安全に対する疑念が出てくるのは自然なことであります。

安全性が懸念される実態

本来所定の手続きを正確に行えば、同じ感情を抱いたとしても事の成り行きは予定通り進んでいくものですが、ケアレスミスによる予想外の結果やそれによる感情の不必要なまでの増幅によって、海外FXへの正しい評価がなされないといったことがあります。

ここまでの話を整理しますと、一般的には以下のような流れとなります。

  • 初心者故に存在する手続き等の難しさ

  • 慣れない作業からミスが発生

  • 不本意な結果の出現

  • 「海外業者」、「お金」という性質が加わる

  • 海外FXは危険!(及び大きな不快感の発生)

悪徳業者はどんな業界におきましても少なからず存在するのは確かですが、海外FXにおきましてはまずは上記の流れによって安全性への懸念が叫ばれやすくなっているということを覚えておくことが賢明です。

では以下より本題に入っていきます。

トレードにおける信頼性

海外FX業者の信頼性を計るものとして、トレードにおける「約定力」がどう保たれているのかがあります。

DD方式

これは、FX業者が顧客から受けた注文の処理方法の1つで、国内FX業者が主に採用している方法です。

この方式においては、FX業者は受けた注文をその後のインターバンク市場へストレートに送り込むことはせず、為替ディーラーの裁量で自社に都合のいいタイミングで送ったり、多くの売り・買い注文を自社内でまとめて清算する(マリー取引)などを行っています。

またトレード後の口座資金の更新においては、為替差益の計算だけでも表面上はできてしまうので、バックヤードで即座に通貨を売買しなくてもいいわけです。

以上を踏まえますと顧客の取引に業者の思惑が入りこみ、もはやその注文タイミングの正確性や任意性が損なわれ、トレーダーの狙いが定まらない売買が発生してくることとなります。

NDD方式

こちらは主に海外FX業者が実施している注文処理方法となります。

顧客から受けた注文をそのままインターバンク市場に送り込み、まさにイメージ通りに通貨の売買を行っています。

上記DD方式にあるようなFX業者の都合といったものの影響はほぼ皆無で、顧客の端末から注文したタイミング通りに売買が成立しやすく、約定力が高いのが特徴です。

FX業者の透明性

NDD方式を採用している海外FX業者はその利益元を「スプレッド」に置いておりますが、実はそれ以外に求めることが難しく必然的にそのスプレッドは国内と比べ広めなものとなっています。

ただ、公式にはスプレッドを実質手数料とし、それ以外の見えない部分で利益を得ているわけではないので、取引における透明性やトレーダーとの公平性に優れたものであります。

国内FX業者におけるDD方式は、上記でお話しした注文処理内容であることと、「相対取引」といってトレーダーが利益となる際、FX業者が「損失」となりやすい性質でもあります。

できるだけトレーダーに負けてもらうことで利益が伸びるようになっていますので、業者側はスプレッドを任意に変更したり、処理機器に支障となる過剰なエントリーを禁止したりしています。

ここまで具体的な実態は普段トレードしていても決して知り得るものではなく、また私たちとしては海外FX業者のNDD方式を国内取引においても想像してしまうのが自然です。

本当は国内FXでもその利用規約等において、相対取引の事実や思い通りに約定がならない場合がある旨を記載しておりますが、今回改めて処理の実態を理解していただけたのではないかと思います。

安全担保の基本:信託保全

海外FX業者が顧客から預かった資金をどの様に管理しているのかについて説明します。

口座資金の管理・保管については「信託保全」により、FX会社とは別の組織によって分別管理を行いその安全性を確保しています。

これは国内FX業者においては法律により義務化されているもので、海外FXにおいてもそれに準じた安全な取組みがなされているものです。

出典:Axiory

(分別管理方法)

「分別管理を公式表明している業者」(例)

海外FX業者が倒産した際には、顧客資金は普段から別の金融機関等で安全に管理されていることから、失われてしまうといったことがありません。

ただ注意することとしましては、海外FX業者によっては口座資金の補償額にルールを定めているところがある事です。

例えば、Axioryでは口座資金の全額を補償対象としておりますが、Land-FXにおいては「最大5万ユーロ」(約620万円)までの補償と規定しています。

出典:Land-FX

公的機関や第三者による認証等

海外FX業者は、各国金融庁による金融取引業者としてのライセンスを取得していたり、その他第三者組織の認証・登録を経て自社の健全性や安全性を確保しているところが多いです。

国内におきましてもFX業者や仮想通貨交換業者、その他金融商品を取り扱う業者が日本の金融庁の管轄による登録を行っておりますが、これと同じ体裁を海外業者も行っているのです。

海外金融庁・行政機関のライセンス

海外FX業者は、その所在地や税制、実績などの理由から先進国以外の国や先進国に属する海外領土等に本拠地や法人登記を備えている例が多いのが現状です。

そしてその所在地を管轄している金融関係の行政庁のライセンスや許認可を得て活動を行っています。

「バミューダ共和国 法人設立規約に属する業者」(例)

Iron FX(TI Securities Ltd.)、TradeTrust(TTCM Traders Capital Ltd.)

「セントビンセント及びグレナディーン諸島 国際企業登録に登録された業者」(例)

Bigboss(Big Boss Holdings Company Ltd.)、Hot Forex(HF Markets (SV) Ltd.)

「キプロス証券取引委員会(CySEC)に登録された業者」(例)

Iron FX、TradeTrust

「英国領ケイマン諸島金融庁に登録された業者」(例)

TRADEVIEW(Tradeview Ltd.)

「セーシェル金融庁に登録された業者」(例)

XM(Trading Point (Seychelles) Limited.)

複数の金融庁等のライセンスを取得している取引業者

Land-FX  (Landprime Ltd.)やIron FXなどのように複数のライセンスを持つ業者も存在します。

「Land-FX」

属する第三者機関内容(ライセンス番号等)
英金融行動監視機構(FCA)709866
金融サービス機構(FSA)国際的な金融サービスの安定・保全
欧州経済領域(EEA)EU各国における営業許認可

「Iron FX」

属する第三者機関内容(ライセンス番号等)
バミューダ共和国法人設立規約51491
オーストラリア証券投資委員会(AFSL)417482
キプロス証券取引委員会(CySEC)125/10

ライセンス取得や安全・信頼への取組み

取引業者「Axiory」からより具体的な安全性などの実態を見てみます。

Axiory 概要

  • 会社名・・・Axiory Global Limited.
  • 所在地・・・#1 Corner of Hudson Street and Marine Parade, Belize City, Belize(所在国:ベリーズ)
  • 設立・・・2013年7月31日
  • 主要取引銀行・・・Sparkasse bank(ドイツ)

Axiory Global Limited.は金融ライセンスとしてベリーズ国際金融サービス委員会 (IFSC:International Financial Services Commission、登録番号IFSC/60/255/TS/18)に登録しています。

「ライセンスページ」

List F – Trading In Securities Services

出典:IFSC

また顧客とAxioryとの間に発生した紛争等を解決する「The Financial Commission」(委員会)に2016年に加盟しトラブルの迅速な解決を図ることや、1件につき最大5,000ドルの補償を顧客に行うこととされています。

取引の透明性

上記でもお話ししましたNDD方式によるインターバンク直結の注文処理方法を採っております。

この「インターバンク」とは、世界中に存在する金融機関が集まった場所のイメージ的な言葉で、実際にはそこに存在する「リクイディティプロバイダー」(LP)と呼ばれる金融機関こそが、海外FX業者が通貨の売買に関わる最終的な取引先となっています。

Axioryではこのリクイディティプロバイダーをウェブサイトで公開しており、これは注文処理の透明性を高める情報開示の在り方であります。

出典:Axiory

海外FX業者は上記画像にあるように複数のLPと契約することで、毎回の注文の際、トレーダーに最も都合のよいレートを提示するLPを選ぶことができるようになっています。

約定力

NDD方式による注文処理は、トレーダーに対する売買の透明性や公平性の高さが売りですが、約定力が高いといったメリットも兼ね備えています。Axioryではその約定実績を詳しく公開しております。

出典:Axiory

ユーザーへの具体的な対応状況

筆者のコールセンター実体験

筆者がとある海外FX業者にて米ドル/円のショートポジションを建てていた時ですが、外出先から決済しようとスマホアプリを開こうとしたところ、アプリが立ち上がらず困ってしまった事がありました。

何度やってもアプリが開かず、ポジションは5万通貨でそこそこの損益変化があったことから、結構あせっていました。

しかし、帰宅してPCから取引が出来るようになるまでにはまだ半日以上はかかることから、あまり気が進まなかったのですが、この取引業者に思い切って電話をかけてみようと決心しました。

取引サイトから問い合わせ先電話番号を調べ、見慣れない番号表示(+30・・・)に不安を感じながらも電話してみました。

すると繋がったのですが、留守番電話の自動アナウンスのようなものが流れていて、しかも日本語には聞こえなかったため言ってる意味が分からず、いったん電話を切りました。

そして今度はメールで連絡を取ろうと本文を簡単に書きメールを送りました。そうしたら30分後ぐらいに取引業者のコールセンターから筆者のスマホに電話が入り、相手は日本人女性スタッフでしたがどうにかならないものか相談してみました。

すると、ディーラーにポジションを決済させることができるということで、意外な反応でしたがそうであるならばとさっそく決済をお願いしてみました。

「1米ドル○○○円△△銭でこれから決済します」と案内を受け電話はそこで終わりました。

そして帰宅しPCで確認すると、ちょうど電話をしていた時間付近で決済されていることが確認できました。

この件については、確かに最終的な目的をコールセンターにて果たすことができたのですが、まさか取引業者のディーラーと称する人に代わりに決済をしてもらうというのは、全く想像してなかった事です。

これはあまりにも意外であるのと同時に安全・確実な解決方法でもありました。海外FX業者っていつもここまでやってくれるものなのか分かりませんが、いい誤算といった感じで貴重な経験でありました。

海外FXは日本の「金融商品取引法」の対象となってないサービスなので、その裁量の広さがこうしたことを可能にしたのではないかと考えられます。

従って、ある程度各業者の安全性やさじ加減は考慮しなければなりません。

日本風の対応を重視するのであれば

海外FX業者はその安全性とともに、日本人との関わりにおける多くの実績やノウハウを築き上げてきたところですが、中には特に日本へのアピールが著しい取引業者が存在します。

GemForexは海外FX業者の中では珍しいかなり日本テイストな取引業者で、ウェブサイトを閲覧していても海外業者とはとても思えない印象です。

元は別のサービスを提供する会社として日本人により設立された香港にある会社で、代表者こそ外国籍の方ですが、日本人役員が経営トップにいる業者として海外FXサービスを提供しています。

取引サイトの作りやごく自然な文体の日本語説明、サービスの提供具合などまさに国内のウェブサイトを利用しているような感覚です。

出典:GemForex

日本人スタッフによるサポート対応にも大きく力を注いでいたり、下記引用部分にもあるように特に海外FX初心者に親切丁寧な対応をしたいといった意気込みが強い取引業者です。

GEMFOREXは、初めての海外FX、海外FX初心者にもお勧めの日本製FX会社です。

出典:GemForex

安全面でどうしても本場の海外FXサイトには抵抗があるといった方や、日本人による対応を強く求める方、海外FX未経験といった方でしたらGemForexがその有力な候補となってきます。

まとめ

海外FX業者は一般に思われているよりも安全への試みや誠実な顧客対応などに積極的であることが多く見られます。

長い年月の中で地道に支持を得てきたことで20年以上営業し続けている業者もあり、細かい良し悪しは残るにしても、今ではネット上で多くの取引業者がひしめき合っている状態です。

以下に本稿の内容を整理しておきます。

  • 海外FXの安全性・危険性に対する評価は的を得ていない可能性がある
  • 海外FX業者で主流の注文処理(NDD方式)は取引の信頼性が国内より高いのが特徴
  • 口座資金を「分別管理」しその安全性を高めている業者も多い
  • 公的機関のライセンスを取得している海外業者が一般的
  • 日本人にも納得の顧客対応も珍しくない

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