海外FXでは取引ツールの事情にも特色がある!海外FXでよく使われる人気取引ツールや各種取引環境の例をご紹介します。

海外FXで使われる取引ツールにはどのようなものがあるのでしょうか?

国内FXにおいては各FX会社がそれぞれ趣向を凝らし、テクニカルチャートの機能やビジュアル的な面などで非常にバラエティーあふれるものとなっております。

海外においてもFX取引は盛んに行われておりますが、こちらは国内とはちょっと事情が異なっていて、「MT4」といった特定のツールが多くの取引業者に採用されております。

このような国内外の取引環境の違いからメリットやデメリットとなりそうな部分が出てきそうですが、これから本ページにて海外FXの取引ツールの実情やいくつかのツールの機能等について説明していきます。

海外FXでは取引ツール「MT4」が支持率バツグン

出典:MetaQuotes Software Corp.

主な取引ツール

海外FXは不思議なもので、一部の業者では独自の取引ツールが提供されておりますが、一般的には「MT4」や「MT5」が多くの取引業者で取り扱われております。

出典:FXDD

このMT4(MT5)は、詳細は後ほど説明しますが特にテクニカルツールが非常に充実しているのが特徴で、ツールの各種数値のカスタマイズ性能が優れていることや、一部トレーダーの間では「EA」という自動売買ツールのMT4での利用がとても重宝されています。

2011年からはこれに続く「MT5」がリリースされ、こちらも多くの海外FX業者が採用しております。

海外FXはこのMT4を中心にサービスや活発なトレードが展開されておりますが、この他にも「cTrader」が近年そのファンを増やしてきております。

利用形態

実際のトレードにおきましては、MT4の場合はPCにそのシステムプログラムをインストールして使うトレーダーが多いですが、オンラインからWeb画面上で使うことも可能です。

現在MT4は、Windows・Macのパソコン(DL版・Web版)、Android・iPhone(iPad)といったモバイルに対応し、たいていの通信環境でトレードを行うことが可能です。

他の取引ツールに関しましてもほぼ同様となっており、自宅・外出先に関わらず海外FXのトレードを行うことができるようになっています。

出典:Axiory

共通ツールのメリットとデメリット

国内FXの場合ですと、最近では一部のFX業者でMT4を取り扱うようにもなりましたが、基本的には海外のような共通の取引ツールがあるわけではなく、各社が独自のトレード環境を提供しております。

海外FXにおいては、MT4などが多くの取引業者で使われていることから、複数の取引業者を利用する場合でも、同じテクニカルツール等の設定を色々な業者で使いまわすことができるといったメリットがあります。

また新規口座開設においては、様々な海外FX業者を比較検討する際、MT4など同じツールを採用している業者同士であれば、そこには差が出にくくなるため比較が楽になる場合があります。

デメリットとしては、上記の逆になりますが取引ツールそのもので優位な業者を見つけようとしても、出回っているツールの種類が限られている事です。

国内FXのようにツール上で業者ごとの差が出にくく、トレード手法やテクニカルツール最優先で海外FX業者を決めたいといった方は業者選びに苦労するかもしれません。

ただMT4の場合はそのユーザーが世界中にたくさんおり、ネット検索等で上手な使い方や様々なツール設定などの情報が手に入りやすいので、MT4やMT5に熟知していくことでこの問題を解決することができます。

また国内FX業者のようにオリジナルの取引環境を用意している業者を見つけ、その1つ1つを試してみる方法もあります。

MT4・MT5の詳細

出典:XM

MT4

出典:MetaQuotes Software Corp.

MT4は、ロシアのMetaQuotes Software社が2005年にリリースした現在世界で最も人気のある取引プラットフォームです。

テクニカルツールの充実

MT4はテクニカル分析機能が非常に強化された取引ツールであり、多種多彩なテクニカルツールが使えるはもちろん、「Meta Editor」機能によりオリジナルのテクニカルサインを作成することができます。

出典:XM

また詳細は後述しますが、「MQL5」というウェブサイトにて、他のユーザーの自作ツールを手に入れ利用することができたり、ツールの使い方やレビュー記事などを閲覧したりすることができます。

チャート表示は初期設定では4つの通貨ペアのチャートが表れておりますが、上記画像のようにおもむろに追加で別のチャートを表示させることができたり、多重構造的に多くのチャートを表示させることも可能です。

チャート上へのトレンドライン作成はもちろん、エクセルのように矢印などの画像を挿入したりコメント欄を設けてちょっとしたメモを書き留めておくといった事までできます。

出典:XM

便利な右クリックメニュー

チャートを右クリックしメニューを表示させれば、多くのアクションをチャート上から行うことができるのもMT4の特徴です。

「チャート上から呼び出せる右クリックメニュー」(例)

  • ワンクリックトレード(チャート上にレートを表示・クリックで新規エントリー)
  • 指値・逆指値注文
  • レートアラート設定
  • 板注文画面(株のような板情報の表示)
  • 時間足設定(ローソク足の選択)
  • 印刷 など

EA活用にも積極的

システムトレード(シストレ、EA)の実行ツールとしても定評があり、オリジナルのストラテジー(手法)の作成や他のユーザーが作成したものを自分のアカウントに移植し実行させることもできます。

シストレは、国内FXにおいてはその繰り返しのトレードや高速エントリーが警告対象となってしまうことがありますが、事情が異なる海外FXではシストレに寛容であり、MT4のこの自動売買システムを大いに活用することができます。

MQL5

MT4やMT5などに関する情報交換やオリジナルツールの提供などができる「MQL5」というコミュニティサイトがあります。

出典:MQL5 Ltd.

MQL5は基本的にはMT4などを話題に取り扱うSNSのようなもので、無料のアカウントを作成し様々なサービスを受けることができます。

他のユーザーが開発した独自のテクニカルインジケーターや自動売買プログラムを利用することができたり、トレードに関する掲示板の利用やブログ作成などが行えます。

また有料で自分だけのオリジナルツールの作成を他のユーザーに依頼するといったことまで可能となっております。

MT5

出典:MetaQuotes Software Corp.

MT4の後継プラットフォームとして登場しました。MT4とその機能が重複している部分も多いのですが、最新のものとだけあってやはり強化された部分も存在しています。

チャート時間軸の増加

MT4では以下のような時間足を表示させることができますが、MT5においてその種類が大幅に追加されました。

MT4」(全9種類)

  • 1分、5分、15分、30分
  • 1時間、4時間、日、週、月

MT5」(全21種類)

  • 1分、2分、3分、4分、5分、6分、10分、12分、15分、20分、30分
  • 1時間、2時間、3時間、4時間、6時間、8時間、12時間、
  • 日、週、月

上記のように30分以下の足がすごく増えています。世界中のトレーダーやそれぞれの国の時の刻み方に配慮した結果なのでしょうか、チャートは厳密には時差や取引ツールによって若干のズレが生じますので、そういった誤差の微調整に使うことが想定されてきます。

右クリックメニューもボリュームアップ

チャート上で右クリックしたときに表示されるメニューの数もMT4より多くなっております。下の2枚の画像がその比較です。

MT4の右クリックメニュー」(全17種類)

出典:XM

MT5の右クリックメニュー」(全25種類)

出典:XM

MT5においては、右クリックで任意のチャート表示をローソク足・バーチャート・ラインチャートに変更ができるようになったり、逆にMT5の右クリックからチャートの印刷やそのプレビュー表示のメニューが削除されたりしています。

他にもチャートの操作方法などでいくつかの変更点がMT5に加えられております。

MT4と互換性が薄い

MT4で作成した一部のテクニカルツールの設定をMT5に持ち込む事ができなかったりするなど、双方向での活用が難しい状態です。

MT4を使いこなしてきた方からすれば、かなりデメリットとなるポイントになってきます。

ただ、MT5は新しく開発された方の取引環境ですので、MT4より全体的な動作が速いことや最新のセキュリティ対策が施されやすいといったメリットがあります。

現状においては利用者数がMT4の方が多いですが、MT4未経験者やテクニカル分析等にそれほど多くの事を望まないといった方でしたら、今後を担ってゆく可能性がある最新のMT5をおすすめします。

cTrader

出典:Spotware Systems Ltd.

出典:Spotware Systems Ltd.

使いやすくカッコいい取引ツール

2011年にロンドンのSpotware Systems 社が開発したFXの取引ツールで、こちらもMT4などと同様に業者共通プラットフォームとして現在いくつかの海外FX業者で採用されております。

cTraderは、元々トレーダーからの注文をインターバンク直結で処理する方針で開発されており、その約定力が非常に優秀であることが大きな強みとなっております。

またビジュアル的な見やすさ直感的な操作感覚シンプルなメニュー構成により使い心地が非常によく、堂々とした雰囲気ながらも軽快なトレードが可能です。

裁量トレードにはピッタリで繰り返しのトレードであっても疲れにくい取引環境となっています。

MT4・5と同様にチャート上での右クリックメニューも充実し、そのまま通貨ペア表示を変更したり新規注文(成行・指値)に進めることもできます。

チャート足の時間別種類は26にものぼり、1分~10分足が1分きざみで10種類あるのと、45分足や3日足といった珍しいものを表示させることができます。

「その他の特徴」

  • 左側ウォッチリストでCFD等もチェックできる
  • 板情報の閲覧が可能
  • 時刻は日本時間へ簡単に変更が可能 など

システムトレードは難易度が高め

システムトレードについては「cAlgo」と呼ばれる機能から取り扱うことができ、自動売買プログラムの実行から開発までMT4と同様に行うことができます。

しかしその開発等においては「C#」というコンピュータープログラムの知識が必要で、しかもcAlgoのプログラムに特化した「cBot」(EA)の情報が手に入りにくく、容易に手を出せない所が欠点です。

オリジナルインジケーターの入手や利用においても同様なものとなっております。

一般的な取引ツール

海外FXにおけるトレードツールは上記までのもの(MT4・MT5・cTrader)ばかりではなく、国内FX業者と同様にそれぞれの取引業者で独自のものをリリースしている場合があります。

比較的その営業や振る舞いが旺盛なHotForexにおいては、独自取引ツールや相場分析ツール、各種計算ツールなど様々なものを提供しております。

「上級トレーダーツール」(HotForex

出典:HotForex

(12種類の便利なツール群)

「マルチターミナル」(Land-FX

出典:Land-FX

(複数の口座を一元管理)

ZuluTrade(ズールトレード)」(TITAN-FXLand-FXなど)

出典:TITAN-FX

(他の優秀なトレーダーの取引シグナルに追従して取引)

こういったオリジナルツールの欠点としては、その存在がMT4のようなユーザー数や知名度には至っていないため必要な情報が不足していたり、日本語対応していない場合は自力でそのマニュアルなどを読解しなければならないことです。

サポートセンターを通じて使い方を調べたり相応の試行錯誤が必要となってくる可能性があります。

仮に相場分析は国内FXを利用し、海外FXは純粋にトレードで利益を得る目的だけで利用するという場合は、cTraderで裁量取引を行うかiFOREXのようなほぼ独自性が無い極めてシンプルなプラットフォームを使うのも賢明な方法です。

スマホアプリ

海外FXでは、PCによる本格的な取引環境のみならずスマホアプリにも力を注いでおります。

先ほど紹介しましたMT4・MT5・cTraderにもスマホアプリが用意され、iPhone・Android両方に対応しています。

出典:Axiory

直感的な操作性は国内FXのものと変わりが無く使いやすいものではありますが、通貨ペアの初期表示が国内FXでは見慣れないマニアックな種類のものが並べられていたり、表示が英語であったりと最初は戸惑う所もあります。

「英語→日本語への変更方法」(例)

トップページ左上「三」(例)のマーク→「Setting」をタップ→「Language」(言語)→「Japanese・日本語」を選択

「日本時間表示」(cTrader)

トップページ左上「三」をタップ→「設定」→「時差の調整」で「UTC+9:00」を選択

「用語の意味」

  • シンボル・・・通貨ペア
  • Forex・・・いわゆるFX
  • Indices・・・株価指数
  • Moving Average・・・移動平均
  • OHLC・・・ローソク足の始値・高値・安値・終値
  • Relative Strength Index・・・RSI など

まとめ

海外FXにおける取引ツール事情については、国内FXと結構異なっているのが特徴です。

MT4の取扱いが多く見られますがそこにはメリット・デメリットがありますので、自分のトレード傾向にあった取引ツールの選び方や使い方が大切です。

以下に本ページの内容を整理しておきます。

  • 取引ツールはPC・スマホ・タブレット・iPhone・Andoridに対応
  • 海外FXではMT4が主流
  • MT4は特にテクニカルツールや自動売買プログラムの多機能さが優秀
  • MT4であれば異業者間でも同じ各種設定が使える可能性が高い
  • MT5・cTraderも業者共通プラットフォームとして存在
  • 逆に取引ツールの選択の幅が狭いのが難点
  • それ以外のツールはその情報量や外国語表記に注意

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