出典(トップ画像):bitwallet PTE. LTD.
海外FXにおけるトレード資金の入出金方法としてはクレジットカード(デビットカード)や銀行送金、また最近においてはビットコインやイーサリアムといった仮想通貨など、様々なものが存在しております。
その中で数多くの海外FX業者で採用されている方法の1つとして、電子送金サービス・bitwallet(ビットウォレト)があります。
日常生活の場面や海外FXを行わない方にはなじみが薄いこのbitwalletですが、大変使いやすく便利であることから海外FXのみならず他の金融系サービス等においても急速にその広まりを見せています。
メリットが豊富で利用にかかる費用もリーズナブルなこのbitwalletについて、これより本ページにて詳しく解説していきます。
bitwalletの概要
出典:bitwallet PTE. LTD.
bitwalletは、世界の主要通貨(日本円、米ドル、ユーロ)に対応したオンライン上の送金サービスです。
オンライン上の口座にお金を入金して、口座内にある資金をユーザー同士でやり取りすることができます。
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利用するにあたってのアカウント作成はPC/スマホから行い、bitwalletへの資金の入金は銀行振り込みやクレジットカード等で簡単に行うことが可能です。
海外FX利用者だけでなく他の投資・ギャンブルサービスで資金を入金したい方や友人間で資金を送金したい方、海外から商品を仕入れる際の代金支払いを行う業者などbitwalletは実に幅広い層に利用されております。
「bitwalletを導入している海外FX業者」(2019年3月現在)
「意外にも導入してなかった海外FX業者」
また、国際ペイメントブランド5社が共同して確立した「PCI-DSS」というカード情報セキュリティの基準に則った高度なセキュリティが完備されているので、情報漏えいの可能性も極めて低く安全性・信頼度が高いです。
bitwalletのメリット
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入金方法が豊富
bitwalletへの入金方法としては銀行振込み、クレジットカード、デビットカードがあります。
その中でカード類による入金については次のカードブランドが対応しています。
「bitwalletに入金することができるカード類」
- Visa
- Master
- Amex
- Diners
- DISCOVER
クレジットカードで入金することができない他のオンラインウォレットがある中で、5種類のカードブランドに対応しているため非常に重宝します。各種オンラインウォレットにも対応しているため、他のウォレットからお金を移動させることも可能です。
また、bitwalletでは以下の仮想通貨の受け入れも行っております。
「対応仮想通貨」
- ビットコイン(Bitcoin)
- ビットコインエービーシー(Bitcoin ABC)
- ビットコインゴールド(Bitcoin Gold)
- イーサリアム(Ethereum)
- リップル(Ripple)
- ライトコイン(Litecoin)
入出金・保管などの手数料は無料です!ただしブロックチェーン内で発生する手数料は無料とはなりません。
また仮想通貨のやり取りを開始するには身分証明書と自身の姿をいっしょに撮影した写真(セルフィー)など必要書類を提出し、後述します「アカウントステイタス」が「ベーシック」以上である必要があります。
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迅速に資金を反映
bitwalletでは、本人確認できる支払い方法であれば、入金と同時に資金が反映されます(リアルタイムペイメント)。
クレジットカードやデビットカード、オンラインウォレットで支払い作業を行うことでこのリアルタイムペイメントが実現されます。
また銀行送金の場合は、入金確認後15分以内に口座へ反映されます。
出金費用が安い
日本円で出金する場合は824円の手数料がかかりますが、これがドルやユーロになりますと4,800円(相当)にもなることから、私たち日本人がとても優遇されているのが分かります。
出金するのに3,000円も取られるようなオンラインウォレットがある中で、出金手数料が1,000円を切るbitwalletはかなりコストを抑えることができます。
口座間送金はリアルタイム・低価格
ユーザー同士の送金は24時間365日対応しているので、思い立ったらすぐに送金を完了させることができます。更に、送金費用がワンコイン(100円)とリーズナブルです。
出金が比較的早い
外部金融機関口座への出金依頼を行うと、24時間以内に出金操作が着手されます。世界中の主要銀行に送金用の口座があるため、出金要請に迅速に対応してもらえるのです。
急遽まとまったお金が必要になってもbitwalletの口座にお金があれば、素早く資金調達をすることができるということです。
有利なレートで両替ができる
bitwalletでは取扱い通貨間で両替することが可能となっています。
この両替においてbitwalletでは、その時一番有利なレートに沿って両替を行ってくれます。
為替レートによって両替後の金額が変動しますので、両替するタイミングや為替レートはとても重要な要素ですが、bitwalletではユーザーが一番得をするレートで両替を実施しますので、望ましくない為替差損が発生しにくくなります。
bitwalletのデメリット
ここまでbitwalletのいいことばかりをお話ししてきましたが、当然bitwalletにもデメリットとなる点が存在しておりますので、以下にあげておきます。
JCBに対応していない
「どうしてなの~!?」って感じになりそうですが、事実であり致し方無い欠点となっています。
海外FXにおいてもカード入金でJCBに対応していない取引業者が散見されることから、JCB独自の事情という他ありません。
不正アクセスの恐れ
高度なセキュリティ機能を備えているので、個人情報の流出や不正出金の可能性は極めて低いのですが、そういったリスクが全くないというわけではありません。
アカウントの乗っ取りによって資金が流出した仮想通貨が一時期話題にもなったように、オンラインサービスならではの懸念事項として覚えておくことが賢明です。
口座開設方法や必要となるもの
出典:bitwallet PTE. LTD.
新規口座の開設
このサイトをご覧になっているFX経験がある方でしたらまず問題なく口座開設を行うことができます。
基本的な流れとしては、
- PC・スマホなどからサイトにある新規登録フォームに居住地・メールアドレス・パスワードを登録
- メールに届いた案内の元に必要事項入力のためのページへ移動し入力
- アカウントページから必要書類の提出(アップロード)
- 審査を経て口座開設が完了
また注意することとしましては、20歳以上であることやアメリカ国民でないこと、海外における重要な公人でないこと等がありますが、これらもすでに海外FX口座を所有している方でしたら容易にクリアできるものと思われます。
出典:bitwallet PTE. LTD.
(登録画面)
提出書類
電子送金システム・海外FXともに国境を越える資金のやり取りに関しては、マネーロンダリングや不正送金等防止の理由から、送金を行う人物の身元確認が厳格に行われます。
「提出が必要な書類」
- 顔写真付き本人確認書類(パスポート、運転免許証、マイナンバーカードなど)
- セルフィー画像
- 住所確認書類(公共料金の請求(領収)書、住民票のコピー、クレジットカード等の利用明細書など)
本人確認書類は「顔写真付き」が条件となっており、代わりに住所等が確認できる書類を複数提出するといった事は認められておりません。
注意点としてはマイナンバー系の書類で、マイナンバー制度開始当初に自動的に送られてきた顔写真のない「マイナンバー通知書」は無効となります。
「セルフィー画像」は一部の海外FX業者でもその提出を求めている所がありますが、下の画像のように自分と身分証明書を同一写真で写した画像です。
出典:bitwallet PTE. LTD.
色々と面倒ではありますが、提出書類についても海外FX経験者でしたらそれほどの困難もなくパスすることができると思われます。
各種手数料
出典:bitwallet PTE. LTD.
入金時の手数料
クレジットカード(デビットカード)の場合
VisaとMasterは入金額の4%の手数料が発生しそれ以外のカードの場合は5%となっております。
もしカード類で入金するのであれば、当然ですがVisaかMasterを利用することをおすすめします。一度の入金にかかる手数料の差はたった1%ですが、入金を繰り返せば馬鹿にならない額になってきます。
銀行振り込みの場合
指定された金融機関(みずほ銀行)への入金になりますが、手数料はかかりません。
従って、銀行を利用する機会があればこちらを選択するのがお得となってきますが、bitwallet口座へ着金するまでは通常の銀行送金とその取扱いがほほ変わらず、場合によっては金融機関側から「中継銀行手数料」がかかることがあり注意が必要です。
出金時の手数料
出金手数料は振込む際の通貨によって変わってきます。
日本円で振り込む場合は824円、米ドル・ユーロの場合は4,800円となり、できるだけ日本円で振込み依頼をした方がいいです。
また着金までにかかる日数については、日本円であれば当日~翌営業日、米ドル・ユーロの場合は1週間以内となります。ここでも日本円の方が優遇された形となっております。
送金時の手数料
bitwalletのアカウント間で送金する時は以下の手数料となります。
- 日本円・・・100円
- 米ドル・・・1ドル
- ユーロ・・・1ユーロ
bitwalletではこのアカウント間の送金を「ワンコイン送金」と呼び、上記のように非常に安いのが特徴です。
送金動作はリアルタイムで行われ安価でストレスの無い送金を行うことができます。
両替
アカウント内で法定通貨の両替や交換等を行う場合は、FXをされている方ならご存知の「スプレッド」分が実質的な手数料としてかかることとなります。
ただ、bitwallet側においても一番安い優遇されたレートが反映されるよう努めています。
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アカウントステイタス
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bitwalletには「アカウントステイタス」という制度があります。
これは基本的にはbitwalletをたくさん利用すればするほどステイタスが上昇し手数料割引などのサービスが受けられるというもので、直近1年間の利用実績を元にユーザーのステイタスと優遇内容が決定されます。
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ステイタスの詳細
ステイタスについてですが次のように4種類があります。
「ステイタスとその到達要件」
- トライアル・・・新規登録
- ベーシック・・・各種証明書の提出
- プロ・・・直近1年間の入金額実績をクリア(1万ドル以上の入金 & 10回以上の入出金等利用)
- アンリミテッド・・・直近1年間の入金額実績をクリア(3万ドル以上の入金 & 30回以上の入出金等利用)
ステイタスごとの利用できる範囲や優遇内容は次の画像の通りとなります。
出典:bitwallet PTE. LTD.
ステイタスごとの違いについて
「トライアル」は新規登録時に必要書類(本人確認書類など)を提出する前に付されるステイタスで、トライアルであっても実は入金と両替であれば可能なのです。
ただし、必要書類を提出して「ベーシック」にステイタスを上げませんと出金・送金ができませんので、トライアルは速やかにクリアしなければならないステイタスとなります。
またトライアルはカード類による入金が同月内で3万円相当までしか認められず、送金不可の性質と合わせ海外FX等で利用するには現実的ではありません。
海外FXとの関わり
ステイタス間で金銭的に大きな損得の差が出やすい優遇サービスは、「出金・引出手数料の割引」で、「プロ」であれば銀行振込時の手数料が25%カット、「アンリミテッド」では50%のカットとなります。
海外FXの入金目的で見た場合、ハイレバレッジを頼った低資金運用においては「ベーシック」(カード入金上限250万円/月)でも十分なステイタスです。
そして出金においては、ベーシックは上位ステイタスのような割引サービスを受けることは不可能なのですが、しっかりと利益を上げて凱旋帰国のごとく「凱旋返金」となれば出金手数料を苦に感じにくくなってきます。
ただ、元々少ない資金でトレードに臨み志半ばで一時撤退という事になった際には、少ないながらも824円の出金手数料のことまで考慮した方が無難です。
まとめ
出典:bitwallet PTE. LTD.
bitwalletは多くのメリットにあふれた電子送金サービスであり、海外FXトレーダーであればぜひ利用しておきたい入出金ツールです。
デメリットとなる部分も少なく一通りの使い方を覚えてしまえば長く安全に利用できることとなります。
以下にbitwalletの特徴をまとめておきます。
- bitwalletは使い方が簡単で数多くの海外FX業者が採用している入出金手段
- 入金方法が多く仮想通貨の入出金も可能
- 入出金・送金にかかる時間も短くスピーディー
- 各種手数料が安い
- アカウント作成は海外FX口座開設の感覚に近い
- アカウントステイタスはあまりこだわることなく一定の理解があれば問題はない
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